「おはよー。」

私は声をかけられて顔を上げる。

「ん、おはよ。」

それがひまだということを確認するまもなく、彼女の声の反応する。

「なぁ〜に?なぎ、また彼のこと想像してたの??」

私はいつものように平然を装って

「ん、違うよ。お祈りしてたの。」

「お祈り?…「チャイムなったぞ−。ほらほら、席につけ。」」

会話の途中だったのに〜と思いながらも仕方なく会話を終える。

私は手を軽く振って自分席につく。

「点呼取るぞー。」

その声を聞きながら少しはぁ、とため息をつく。