光が影を照らすとき

灯向は慣れた手つきで俺に着物を着せた。

「できた!」

「おぉ!ありがとう!」

着物なんて、着たのは本当に久しぶりだったので、少しはしゃいでしまった。

「わあ!華霞にぃ似合うね!」

灯向は嬉しそうににこにこと笑っている。

やっぱり灯向と居るととても楽しいくて、つい夢のことなどを忘れてしまいそうになる。

そうだ、俺は夢のことが気になってここに来たんだった。

「ねえ灯向。」

「どうしたの?華霞にぃ。」