「う、うん。ミュウミュウ男子が苦手って言ってたから」


「良子…アンタって、本当に馬鹿ね」


香織の呆れた声に、私は首を傾げた。


「何が?」

「ライバルを増やすような事を自分で誘発してどうするのよ!」

「ライバル?って、何の?」


ミュウミュウと友達になったのに、なんでライバルになるのさ?


「涼介くんと、渡邊さんが仲良くなって、恋愛関係に発展したらどうするのよ!?

万が一、あんな美少女が涼介くんのことを好きになったら、涼介くんもクラクラっと好きになっちゃうかもね」



……ハッ!!


そうだ…。

そうだよ!!


もし、ミュウミュウがクリリンの事を好きになっちゃったら、きっとクリリンだって……。


ううん。

逆だって有り得る!


クリリンがミュウミュウのことを好きになったら、ミュウミュウだって、クリリンのことを好きになっちゃうかもー!!!




ギャーーー!

どうしよう!!


私のバカーー!!!