後日、お父さんとお母さんは離婚したということを聞かされた。

それからお父さんはお母さんがいなくなった寂しさを紛らわすように
今まで以上に仕事に励んだ。

お母さんには捨てられ、お父さんには構って貰えず
辛い日々を過ごした。


お母さんが「またね」と言ったため
まだ幼かった自分はお母さんは必ずいつか帰ってくるのだと信じ
疑わなかった。