私は今、とてつもなくドキドキしている。私が好きな本の最新刊が出る日!

11月11日。雨水が染みた紅葉を踏みしめて進む道は,いつもと何一つ変わらなかった。でも,この日が後から特別になることを誰も知らない。


「おはようございます!」

「相変わらず元気だなー磯崎」

「おはよーみなみん」

「みなみん寝癖やばすぎw」

「とかすからおいでw」

「ありがとう(ノД`、)」

「髪の毛サラサラー流石完璧美少女は違いますねぇ」

「おじさんみたいなこと言わないでよw」

「wwwww」

友達との日常が一番の宝物なのかも笑

そう考えるといまを大切に生きないと

「今日も海野くん来ないなー。」

「あの人はいっつもでしょ笑」

「顔見たことない(> <)」

「あたしもw」

「てかさー」

「えーwやば」

ザワザワザワ

「え?何?」

「何があった」

「"海野来たらしいよ"」

ガタッ

「海野くん!?」

「びびったー」

「みなみん海野好きなの?」

「違う!」 

気になる。海野睦月。

ガラガラガラ

「....」

え?








 
"かっこいい"