金色の髪が見えた。
お兄様に向かって突進したのは、
「ローズさん?」
見間違いではないかと思った。
もしくは、そっくりさんかしらと思ってしまった。
お兄様とは対照的に全身黒い服を着たローズさんはお兄様に剣を振りかざそうとする。
お兄様は右手をローズさんに向けると「残念」と言って笑った。
ローズさんは、何かに吹き飛ばされるように飛んで行って柱にぶつかった。
「あいにく、僕は不死身なんでね。憎いのはわかるけど」
柱にぶつかったローズさんの身体を、どこから出てきたのかわからない蔓がぐるぐると縛っていく。
蘭とローズさんは柱に括り付けられ。
お兄様はステージのようなところへ立ち。
私は腰が抜けて座り込む。
何だ、ここは。
「カレン。やっと再会できたね。この日が来ることをずっと待ち望んでいた」
お兄様の言葉にぞっとした。
目の前にいるのは、本当にお兄様なのだろうか。
「おや、僕が君の兄であるか疑っているのかい?」
まるで、心を見透かすようにお兄様が言う。
「まあ、そもそも。君と僕は兄妹じゃないんだけどね」
「・・・え?」
お兄様に向かって突進したのは、
「ローズさん?」
見間違いではないかと思った。
もしくは、そっくりさんかしらと思ってしまった。
お兄様とは対照的に全身黒い服を着たローズさんはお兄様に剣を振りかざそうとする。
お兄様は右手をローズさんに向けると「残念」と言って笑った。
ローズさんは、何かに吹き飛ばされるように飛んで行って柱にぶつかった。
「あいにく、僕は不死身なんでね。憎いのはわかるけど」
柱にぶつかったローズさんの身体を、どこから出てきたのかわからない蔓がぐるぐると縛っていく。
蘭とローズさんは柱に括り付けられ。
お兄様はステージのようなところへ立ち。
私は腰が抜けて座り込む。
何だ、ここは。
「カレン。やっと再会できたね。この日が来ることをずっと待ち望んでいた」
お兄様の言葉にぞっとした。
目の前にいるのは、本当にお兄様なのだろうか。
「おや、僕が君の兄であるか疑っているのかい?」
まるで、心を見透かすようにお兄様が言う。
「まあ、そもそも。君と僕は兄妹じゃないんだけどね」
「・・・え?」