Your PrincessⅡ

 少年の言葉に、シュロは全力で「ある!」と答えた。
「道に迷ったんだ。でも、誰も人がいなくて…」
「…ついて来い」
 そう言って、少年は歩き出す。
 シュロは少年の後ろについて行った。
 近づいて気づいたが、少年はシュロよりも小柄だった。
 やっぱり、天使に違いないとシュロは思った。
 黙ってついて行くと、すぐに森から脱出した。
 目の前に広がっているのは一面の砂漠だ。
「そこで、待ってればすぐに誰か来るだろ」
 急に、上空から少年の声が聞こえたので、シュロはあたりを見渡したが、少年の姿はなかった。

 やっぱり天使だったんだ。
 シュロは思った。
 天使がやってきて、自分を助けてくれたのだと。

 シュロが立っていると。
 担任がどこからか駆けつけて来た。
 こうして、卒業試験は終わりを迎えた。