Your PrincessⅡ

 卒業試験は、チーム制なのだが。
 シュロと一緒のチームになりたいというクラスメイトは一人もいない。
 仕方ないので、担任がくじ引きで決めようといいだして。
 くじ引きで決まったチームに入れてもらった。

 シュロと同じチームになってしまった3人は心底、シュロの存在を嫌がった。
 だが、決まったものはどうしようも出来なかった。

 当日。
 トラックに乗せられて3年生は、卒業試験が行われる場所へ移動した。
「これから一泊二日の卒業試験を行う。一日目は森の中でサバイバル訓練、二日目は上級生との対戦だ」
 担任から簡単な説明を受けて。
 チームごとに地図と方位磁石を与えられた。

「063、頼むから足だけは引っ張るなよ」
「おうっ!」
 勢いよくシュロは返事をする。
 だが、同じチームである3人は心から嫌な顔をした。

 一日目はただひたすらに、森の中を歩くだけの試験だ。
 敵と戦うわけでもなく、ただひたすら。
 黙々と歩き続けた。
 途中、休憩しようと言われ、シュロは大声で
「ちょっと、小便してくる!」
 と言って、チームから抜け出す。
 その(すき)に、残った3人は小声で話し合う。
「あいつと一緒にいたら絶対に卒業できない」
「うん」
「だから、明け方・・・」
 3人はある計画をたてた。