崖から、落ちた。
と、今自分に起きたことを理解するのに苦しむ。
暗闇なのだから、用心して歩かなければならなかったのに。
ランプすら持たずにウロウロしたのが、災いした。
「俺が近くにいて良かったです」
シュロさんの言葉に「ごめんなさい」と何度も謝る。
道があると思って進んだ先は崖だったわけで。
ちょうど側にいてくれたシュロさんが抱きかかえてくれたお陰で私は怪我一つ負わずに済んだのだ。
上の方で蘭がギャーギャー叫んでいたが、
「カレン、シュロ。明るくなったら迎えに行くから。暗闇をむやみに動いちゃ駄目よ」
というサクラの一言で、蘭は大人しくなった。
サクラの判断は正しいと思ったのか、暫くして蘭たちはいなくなった。
「シュロさん、怪我してないですか?」
「俺は大丈夫です。その為に鍛えているんです」
「…なるほど」
落ちたのが自分一人じゃなくて、本当に良かった。
とりあえず、安心したと同時に悪寒が走る。
「さむい…」
腕をさすった。
さっきまで適温だったのに、急に寒くなる。
どこか身体を打ったのかなと不安になる。
暗いし、寒いし。
蘭は意味わかんないこと言うし。
急に、心が折れそうになる。
「このままだと、低体温症になるかもしれません」
と、シュロさんにしては珍しく難しい言葉が出てきたので。
「えぇ!?」と驚いてしまう。
「蘭の奥さんにこんなこと言うのは失礼なんですけど…」
「…まさか」
低体温症についてはライト先生から教えてもらったことがある。
嫌な予感は的中した。
「俺が羽交い絞めするんで。体温を分け合いましょう」
「…羽交い絞めは勘弁してください!!」
と、今自分に起きたことを理解するのに苦しむ。
暗闇なのだから、用心して歩かなければならなかったのに。
ランプすら持たずにウロウロしたのが、災いした。
「俺が近くにいて良かったです」
シュロさんの言葉に「ごめんなさい」と何度も謝る。
道があると思って進んだ先は崖だったわけで。
ちょうど側にいてくれたシュロさんが抱きかかえてくれたお陰で私は怪我一つ負わずに済んだのだ。
上の方で蘭がギャーギャー叫んでいたが、
「カレン、シュロ。明るくなったら迎えに行くから。暗闇をむやみに動いちゃ駄目よ」
というサクラの一言で、蘭は大人しくなった。
サクラの判断は正しいと思ったのか、暫くして蘭たちはいなくなった。
「シュロさん、怪我してないですか?」
「俺は大丈夫です。その為に鍛えているんです」
「…なるほど」
落ちたのが自分一人じゃなくて、本当に良かった。
とりあえず、安心したと同時に悪寒が走る。
「さむい…」
腕をさすった。
さっきまで適温だったのに、急に寒くなる。
どこか身体を打ったのかなと不安になる。
暗いし、寒いし。
蘭は意味わかんないこと言うし。
急に、心が折れそうになる。
「このままだと、低体温症になるかもしれません」
と、シュロさんにしては珍しく難しい言葉が出てきたので。
「えぇ!?」と驚いてしまう。
「蘭の奥さんにこんなこと言うのは失礼なんですけど…」
「…まさか」
低体温症についてはライト先生から教えてもらったことがある。
嫌な予感は的中した。
「俺が羽交い絞めするんで。体温を分け合いましょう」
「…羽交い絞めは勘弁してください!!」


