角松 ヤエ 30歳 OL



「・・・・・・・・・・・・・。」


王道で攻めるという手もあるけど・・
せっかくの旅先。せっかくの深夜のカップ麺。

変わり種を攻めるという手もある。


蒙古タンメン・・マルちゃん正麺・・
高級志向で一蘭・・・・・。



「・・・・・??」


・・・・・・・ん?


【関東地区限定 どん兵衛 ブラックきつね】


ふと向いた視線の先・・・真っ黒なパッケージに包まれている商品を発見した。


どん兵衛の・・ブラック・・?

その見た目は・・例えるなら優等生の生徒会長君が悪に闇落ちしたかのような・・

禍々しい黒で包まれたその外見・・。


しかも“関東地区限定”・・
しかも・・【残り1個】


ここの陳列状態だけスッカラカンという事は、
人気商品・・!


“よし決めた(・∀・)”と心の中でガッツボーズして、
どん兵衛ブラックに手を伸ば・・・・




“!!”


「!!!?」


『・・・・・・・・・・・。』


「あ・・ごめんなさい・・。」


“いや少女漫画!?(゚Д゚)”と言いたくなりそうなほど、私が手を伸ばしたタイミングで・・

いつの間にか隣に立っていたお客さんの手と重なってしまった(゚Д゚)


・・・まぁ少女漫画みたいに“本”じゃなくて、
手を伸ばしたのは“どん兵衛”だけど(^◇^;)