あの日から何日が立ったのだろう…

僕は一人で過ごしていた。いくら自分が嫌でも他の人を悲しませるのは嫌だから。

あんなに楽しそうに話しかけてくれたキミにも僕は反応しなかった。

そのせいで最近は全然会話をしなくなってしまっていた。

僕に気持ちは少し寂しいようなでもどこかスッキリしたような、そんな気持ちだった

そんなある日クラス委員が

「文化祭についてクラスで話し合いたいと思います。」

そんな話し合いになった。僕は実際どうでもいい…だって結局参加しないもの。

ふっと隣の席のキミを見た。と、…僕は目を見開いて驚いた。

キミの瞳は、目は、潤んでいた。

キミはそのとき「ガッタッ」っと音を立てて立ち上がった。

皆の目はこっちをむくがキミはそんなのお構いなしに

「それよりも先にある体育祭の話をするべきだと思います。」

というのだ。委員長達は言い返せないため

「わ、わかりました。たしかにそうですね…。では今回は体育祭のことについてでいいでしょうか。先生…」

「勿論、それがクラスででた答えなら、ね?」

「ではそうしましょう。体育祭では、応援団、実行委員、救護、準備、出発、掲示、
 手伝い、放送、があると思いますが希望がある方はいませんか?」

僕は体力があまりいらないのが良いな。疲れないのは…

「俺、疲れるからやだな!出発にしよー。」

「ズリー。俺だって疲れるのやだし。掲示でいいや。」

そっか…男子はやっぱりそういうのやなんだ。

ってことは僕が出来るのは救護…になるのかなぁ〜