8月25日(前編)

ーー放課後…

終礼が終わると先生はそそくさに教室を出て行った。


あれ?水樹くんの伝言は…?

先生、また戻ってくるのかな?

なんて思いながら待つけど先生が戻ってくる気配はなく…


次々に人が帰って行き、気づくと教室には水樹くんたちが残っているだけ。

水樹くんたちは楽しそうに会話が盛り上がっている。


んー、もしかして先生忘れてる…?

だとしたら帰っていいのかな?

早く帰らないと朝陽が来てしまうし……帰ろう。


リュックを持ち、立ち上がると水樹くんの声が聞こえた。

「ね、ちょっと先に行ってて?俺、夏目さんに用あるから。後で合流する」

「夏目さんに?珍しいじゃん。それじゃ、いつもの場所に集合な!遅刻すんなよ〜」

「うん、すぐ行くよ」

と言うと水樹くんの友達たちは話しながら教室を出て行き…

2人っきりになってしまった。