8月25日(前編)

6月に入るとすぐに梅雨入りした。

そして、今日はスポーツ大会。


といってもわたしが出る種目は一つだけ。

女子バレーだ。

千波の誘いを受けたことが始まりだったけど、バレーなんてしたことがないわたしは練習で足を引っ張ることしかできなかった。

そんなこともあり、補欠に回ることになっていた。


最近、千波と少しずつ会話を交わすようになり、学校生活がほんの少し明るくなった気がする。


「紗良、」

と不意に声をかけてきたのは朝陽。

倉庫の事件があった日以来、朝陽のことは極力避けてきたけど今日は気が抜けていた。

「朝陽…」