8月25日(前編)

ーー次の日…

「あれ?全然食べてないじゃん」

と和子がお弁当を覗き込んでくる。


「何か食欲なくて」

そう返事するのも精一杯。

わかってる。

これは完全に風邪で熱があることも。


こうなることはなんとなくわかっていたけど、学校に着くまでは至って普通だったから大丈夫だろうと思っていた。

だけど、学校に着いて、席に座った瞬間から体が悲鳴をあげ始めるんだもん。

ほんとに困った体だ。


「顔色悪くない?大丈夫?」

と和子が顔を覗き込んでくるなり「大丈夫」と返事をするけど、そろそろ限界に近いかもしれない。

「…ごめん和子、ちょっと保健室行ってくる」


あー、今すぐ横になりたい。

というより、もう帰りたい。

しんどい…。