8月25日(前編)

「ま、待ってっ…!あの…わたし…」

やばい、本当にこのままだと…!

「ね、慧のどこがよかったの?」

「え…」

「あ〜やっぱり顔?あいつ顔いいもんな」


確かに水樹くんはかっこいい。

だけど、わたしが惚れたのは顔なんかではない。


…ってあれ?

水樹くんのことは一目惚れだった。

ってことはやっぱり顔に惚れたことになるのかな?


あの日、わたしは水樹くんの瞳に恋した。


あの瞬間から全て始まったんだよね。

「あ〜制服脱がすの久しぶり」

「…えっ、ちょっと」

気づくとボタンが一つずつ外されていくから焦る。


いよいよやばい、と思った時だった。