そうこうしていると朝陽の試合も終わっていて、結果はもちろん勝っていた。
となると次は水樹くんと朝陽の試合。
なんか…最後まで見れる自信ないな。
どっちにも負けてほしくない、って思ってしまうわたしはおかしいのかな?
「和子…」
「どうしたの?」
「わたし、教室に戻ってる」
「えっ!?何で?」
「…何か…体調悪くて」
「大丈夫?ついて行こうか?」
と本気で心配してくれる和子に心苦しくなる。
「大丈夫、和子は見てて」
そう言って体育館を出ようとした時だった。
「紗良っ、」
と腕を掴まれた。
この声は…
「朝陽…」
「逃げずにちゃんと見ててよ。紗良は俺じゃなくて水樹を応援すればいいんだよ?」
となると次は水樹くんと朝陽の試合。
なんか…最後まで見れる自信ないな。
どっちにも負けてほしくない、って思ってしまうわたしはおかしいのかな?
「和子…」
「どうしたの?」
「わたし、教室に戻ってる」
「えっ!?何で?」
「…何か…体調悪くて」
「大丈夫?ついて行こうか?」
と本気で心配してくれる和子に心苦しくなる。
「大丈夫、和子は見てて」
そう言って体育館を出ようとした時だった。
「紗良っ、」
と腕を掴まれた。
この声は…
「朝陽…」
「逃げずにちゃんと見ててよ。紗良は俺じゃなくて水樹を応援すればいいんだよ?」



