8月25日(前編)

ここまで勢いで来てしまったけど…

今のわたしって結構大胆な行動してるよね。

急に恥ずかしさが襲い俯いていると「紗良ちゃん?」と沢田先輩の声が聞こえた。


「沢田先輩…」

「どうしたの?もう授業始まるよ?」

「千波、学校辞めちゃいました…。千波の住所知ってますか?」

「辞めた?また急だね?…ごめん、俺もそこまでは知らないんだ」

…そうだよね。


はぁ…千波とはこのままなのかな。

肩を落としていると「店長に聞き出してあげるから待って」と電話をかけてくれた。


会話の内容的に、どうやら店長は寝ていたみたいで申し訳なくなる。

だけど、沢田先輩との仲でうまく聞き出してくれたようで、千波の住所をメモして渡してくれた。


「千波ちゃんによろしくね?」

「はいっ!行ってきます!」