8月25日(前編)

手を繋がれゲームセンターを出ると、すぐに水樹くんの家に着いた。

あまりの近さに気持ちの準備をする暇もなかった。


2人きりだよね?…

緊張してきた…!


朝陽の部屋には入ったことがあるし、それを考えると男子の部屋に初めて、ってのは違うんだろうけど水樹くんの部屋…

好きな人の部屋となると気持ちを作らないといけない。


「多分、兄貴がいると思うけど気にしないで」

「え、お兄さんいるの?」

それはそれでまた違う緊張感がある。


「最近、学校サボってるみたいだから」

「そう、なんだ…」


でも、水樹くんのお兄さん…気になる、かも。

なんて思いながらお邪魔した。