「そうだったんだ…わたし全然知らなくて…」
「じゃ、晴人が誰を好きなのかも知らないんだ?」
え、水樹くんそこまで知ってるの?
「紗良ちゃんは知らないほうがいいかもね」
そう言うと手を繋がれた。
与田くんの好きな人が誰なのか気になるけど、今は繋がれた手のほうが気になって仕方ない。
久しぶりの水樹くんに胸が締め付けられる。
「俺のだから」
ボソッと何か言ったみたいだけど、うまく聞きとることができなかった。
「ね、先輩のこと気になるの?」
と顔を覗き込まれる。
「気になるっていうか…最近元気ないみたいだから」
「ふーん。でもそれを紗良ちゃんが気にかけないとダメなの?」
「え?」
「じゃ、晴人が誰を好きなのかも知らないんだ?」
え、水樹くんそこまで知ってるの?
「紗良ちゃんは知らないほうがいいかもね」
そう言うと手を繋がれた。
与田くんの好きな人が誰なのか気になるけど、今は繋がれた手のほうが気になって仕方ない。
久しぶりの水樹くんに胸が締め付けられる。
「俺のだから」
ボソッと何か言ったみたいだけど、うまく聞きとることができなかった。
「ね、先輩のこと気になるの?」
と顔を覗き込まれる。
「気になるっていうか…最近元気ないみたいだから」
「ふーん。でもそれを紗良ちゃんが気にかけないとダメなの?」
「え?」



