8月25日(前編)

ーー次の日…

「紗良、よろしくね」

昼休みのチャイムが鳴って数分後のこと…

千波に小声でそう言われた。


千波が与田くんを誘わなかったからなのか、水樹くんたちと教室を出て行った与田くん。

その様子を見て、昨日千波が言っていたことが本当だと知る。

「わたしが誘わないとこれだよ?きっと、今までも嫌々付き合ってくれてたんだよ」


と暗くなる千波。

今日は登校も別々だったみたいだし…

これは結構重症なのかも。


あ〜なんか責任重大な気がしてきた。

うまく聞き出せるかな?…


と与田くんの帰りを待つけど、いくら待っても戻ってくる気配がない。


「ごめん、紗良。多分食堂にいると思うから見てきて?」