家の近くの公園に入り、そのままゴミ箱の前までくると「紗良ちゃん、」と後ろから声が聞こえた。
咄嗟にチョコを隠して振り返る。
「水樹くん、なんで?」
「なんでって…チョコ貰いに来たんだけど?」
「え…」
「家に忘れたって言ってたでしょ?だから貰いに行こうとしてたら紗良ちゃん見つけて…」
…なるほど。
でもチョコはもう渡せそうにない。
「それより何してたの?何捨てる気だったの?」
「……別に」
後ろに隠しているチョコの箱をギュッと握る。
「何隠してるの?見せて?」
「何も隠してないよ!」
「…紗良ちゃん…本当は持ってるんでしょ?チョコ作ってくれてるよね?」
咄嗟にチョコを隠して振り返る。
「水樹くん、なんで?」
「なんでって…チョコ貰いに来たんだけど?」
「え…」
「家に忘れたって言ってたでしょ?だから貰いに行こうとしてたら紗良ちゃん見つけて…」
…なるほど。
でもチョコはもう渡せそうにない。
「それより何してたの?何捨てる気だったの?」
「……別に」
後ろに隠しているチョコの箱をギュッと握る。
「何隠してるの?見せて?」
「何も隠してないよ!」
「…紗良ちゃん…本当は持ってるんでしょ?チョコ作ってくれてるよね?」



