だけど、どうしてもわたしの黒い気持ちが邪魔をする。
彼女のわたしが一番に渡したかった、と。
じゃないと、なんかもう意味ないような気がして…。
きっと、わたしのチョコも他の子のチョコと混ざって水樹くんのスクバの中に入るんだと思うとやっぱり渡せない。
「また来年渡すから」
そう言うと千波は何も言わなくなった。
そうだ。
また来年渡そう!
来年こそは、もっと可愛いチョコとラッピングで、練習もたくさんして美味しく作って一番に渡そう。
今年はまだ練習のうちだったことにしよう。
だから、ごめんね…。
と水樹くんの背中に視線を向けた。
彼女のわたしが一番に渡したかった、と。
じゃないと、なんかもう意味ないような気がして…。
きっと、わたしのチョコも他の子のチョコと混ざって水樹くんのスクバの中に入るんだと思うとやっぱり渡せない。
「また来年渡すから」
そう言うと千波は何も言わなくなった。
そうだ。
また来年渡そう!
来年こそは、もっと可愛いチョコとラッピングで、練習もたくさんして美味しく作って一番に渡そう。
今年はまだ練習のうちだったことにしよう。
だから、ごめんね…。
と水樹くんの背中に視線を向けた。



