8月25日(前編)

3学期の予定を説明する先生の声は耳に入ってこなかった。

そばにある水樹くんの存在に意識が全てもっていかれる。


はぁ…やっぱり……

どうしても水樹くんが好き。

だからつらい…。


水樹くんの背中から視線をそらした先で平野くんと目が合って驚いた。

すぐにそらしたけど、きっとわたしが水樹くんを見ていたことはバレてしまっただろう。


未練タラタラって気づかれたかな?

だとしたら最悪だ。



そんなこんなで放課後はあっという間にやってきた。


「はぁ…」