8月25日(前編)

全てわたしが招いたことなのに…

傷つくなんておかしいよね。


「じゃ〜5人で!」

与田くんは嬉しそうにニコニコと笑う。


ってわたし行くなんて一言も言ってないんだけど…?

ま、いっか。

もしかしたら、水樹くんと何かしら話せるかもしれないと思うと放課後が待ち遠しく感じた。


ーー放課後…

終礼が終わると水樹くんを中心に朝のメンバーが集まった。


やっぱりいつも中心にいるのは水樹くんだ。

5人で校門を出ると、平野くんが話しかけてきた。


「夏目さんよかったの?ほんとは行く気なかったんじゃない?」