8月25日(前編)

水樹くんの小さくなる背中をボーっと眺めていると「おかえり」と朝陽の声が聞こえた。

振り向くと優しく微笑む朝陽。


「ただいま」

「水樹と海行ってたんだって?」

「うん」

「ね、ほんとに水樹が好きなの?ちょっと優しくされたから気持ちに勘違いしてるんじゃない?」


気持ちに勘違い?

そう言われてしまうと不安になる。


水樹くんを見るとドキドキしたり、会いたいって思ったり、会えないと寂しいと思ったり…

ふとした瞬間に水樹くんを思い浮かべてしまう…


これは恋じゃないの?


ううん、恋だと思う。

だってもう会いたいもん。

恋しい…って思ってる。