8月25日(前編)

来年…

そう言ってくれるってことは、来年もわたしとの関係は終わってないってことだよね?

そう思っていいんだよね…?


「うん」

笑って頷くと水樹くんも笑い返してくれた。


そうだよね。

何もかもが今年で終わりじゃないんだよね。

欲張ることはしなくていいんだ。


だってわたしには木曜日がある。

それだけでも心は満たされる。


それからは千波たちと合流して、夕方には海を後にした。

せっかく水着を買ったのに、海に入らず終いだったことに千波は文句を言っていたけど、水樹くんと過ごせたことはこれから先、わたしの中でいい思い出になるだろう。


そして今日も水樹くんは家まで送ってくれるらしい。