学校が終わり放課後になり天哉は帰る支度し
近くにいる裕貴に話をかける

「裕貴〜 帰ろうぜ」
「ごめん…提出物あるし…遅くなる」
「は!お前係なの?」

帰ろうと裕貴を誘うが遅くなると言われ
ぶーぶーと文句を言う天哉

「提出だけ?」
「うん。生物室に運ばなきゃいけないから」
「手伝おうか?」
「いや、これくらいいいよ…先帰る?」
「んーーー。校門で待ってるわ!」
「了〜解。じゃ行ってくる」
「おう!」

天哉は校門で裕貴を待つ事にし校門に向かう
天哉はイヤホンつけて歌を聞き始める

「裕貴は真面目なんだからよ〜」

そう言って校門に着き背を持たれて待っている

「あー!天哉だー!!!!」
「天哉何してんの?誰か待ち〜?」
「ねえねえ天哉〜遊ぼ〜よ」

天哉はイヤホン付けていて声が聞こえない為
イヤホンを外す事にした

「お前らとは帰らないし遊ばねーよ」
「天哉付き合い悪い〜」
「付き合い悪くて結構だ」

数人の女子生徒から話しかけられてると
校門に天哉が立っているのが不思議なのか
気づいたら沢山の女子生徒に囲まれていた


かったりーなー 女集まりすぎだろこれは
興味ねーし、遊ばねーつってんのによ

そう思っていると誰かの叫び声が聞こえた
これだけの女子生徒に囲まれているのに
少し距離がある所から聞こえたのに
声の主が誰かは…分かっている天哉。



「生物室に弁当箱忘れた!お母さんに怒られる」
「…待たないわよ?」
「梨華のイケズ!いいもん!大丈夫だから」


凄く女の声が煩くてかなり聞こえづらいけど
生物室に忘れ物したらしく取りに行くらしい

「うん!じゃあね!」
「はいはい」
「気をつけてね!ってぁあああああ!!!」

また叫び出したよ、あのバカ

「あんたいい加減にしなさいよ!心臓に悪い」
「梨華に貰ったおにぎりがぁあああ」

梨華に怒られてるし……

天哉は様子を見て笑っていた

「おにぎりくらいいいわよ。また買えば」
「本当にごめん!買って返すから!」

あいつのいい所だよな〜 拾うところ。
普通なら放置する女が多いのに……
てか…生物室にってあいつ教科あったけ今日

そう、天哉は大体前の日に何の教科があるか
前もって紫音が2人に伝える為知っている。
なぜ教えるかと言うと忘れたら貸してほしい
という3人の暗黙の了解。

まー、生物室には裕貴が居るし大丈夫か

そー考え群がって話しかけてくる女子生徒は
無視して考えをやめて イヤホンを再びつける