「貸し出しですね、はい、何年何組ですか?」

昼休み、図書室のカウンターで貸し出しを行う


昼休みの利用者は珍しいからどこか嬉しい


「えっと、…………」



「また借りてくださいね」

貸し出し手続きを済ませ、笑顔でそう言う

「あ、はい!今度、是非おすすめ教えてください!」

そうすると、後輩(さっき判明)も笑顔を見せてくれた 

その人が出ていった後、柊に肩をつつかれた


「ちえっ、楓が笑顔で話しかけるなんて」

気づいたら、誰も図書室にいなかった

「だって、…………「ふ、ふ、楓ちゃ~ん!」

なんかデジャブ感を残して飛鳥ちゃんが入ってきた

葉瑠ではなくて飛鳥ちゃんだが…