「お!絶対湧兄さんの超えてやる!」

意気込む燿

料理担当は燿だけど、やっぱり湧のご飯は最強においしいのだ

小さい頃、いつも作ってもらっていたからか、時々物寂しくなることがある


「ゴメン、俺、飯食ったら帰るわ亅


嶺亜さんから連絡が来たのか湧がそう言い眉を下げた

その言葉に私たちはそっくりの顔を背ける


「ちえっ、」「むぅ…」

「今度、バイクの後ろ好きなだけのせてやるから、」

私はその言葉で少し機嫌が直ったけど…

「…………」
燿はそんなに単純ではない