「それはいいわけだ!俺も迎え行こ」

燿兄が自己解決していたので、ぷいっと顔を背ける

「はは、燿は嫌だってよ」

湧兄が私の心を代弁してくれた

「聞こえな~い」

え、燿兄大人げな!

と、思わず顔を向ける


けど、燿兄はすでにキッチンで夕飯作りに取りかかっていた

そう言う行動は早い男だ


「燿~、今日のご飯は何?」


「ん?久しぶりに湧兄さんいるから、カレー」

その言葉を聞いて目を輝かせる

「お、カレーか、楽しみだな、燿のカレー」

リビングからキッチンへ来た湧も楽しみにしているようだった