「早く行こ、葉瑠に怒られる」

「そうでしたぁ~!」


燿に『行ってきます!』と声をかけて、はやあるきで駅に向かった


「はる~!おまたせ~!」
駆け寄って声をかける

「ほんと、待ったよ~!」

「ゴメンゴメン……葉瑠かわよ!」
柊にこういう子をかわいいと言うんだよ!と反論をする

「……葉瑠、ふうかわいいよね?」

「うん、可愛いの極み」
自分で言っておきながら、爆笑してる葉瑠を睨む

「ゴメンゴメン、自分で言ってて古いと思っちゃってさ」

「寛太、おはよう」
しかめっ面のまま挨拶をする

「お、おぉ…」
私たちのやり取りで固まってたらしい…

「寛太、今日、…な」
「だな!」
柊と寛太が謎のやり取りしていて葉瑠と顔を見合わせ、首をかしげた

「今日集まるの早すぎない?」
柊はまだあくびしていた

「ふふ、理由があるのですよ!」