それはある日の朝のことだった。 「頼ー!早くごはん食べなさーい!」 「あうー!」 いつものように、頼の支度に自分の身支度にと時間に追われる朝7時。 けれど頼はマイペースで、手でわしわしと朝ごはんを掴み、周囲を汚しながら食べている。 離乳食が終わって自分で食べたがるようになったのは成長だけど……食後の片付けが大変なんだよねぇ。 苦笑いをしながら、台拭きを濡らそうと蛇口をひねる 。 ……ところが、先ほどまで出ていた水が出ない。 「……あれ?」