それからという物の第2王子は
ほとんど毎日と言っでもおかしくない程
テレーゼ家に現れるようになっていった。
「マリーン嬢、ごきげんよう」
「ローマン殿下、ご機嫌麗しゅう」
いつも通りご挨拶をししていると
第2王子の後に人影が見えて……
「あれ…ローマン殿下がお可愛く…」
「その子は私ではない!!!」
マリーンはボケているつもりはないが
最近だと、マリーンと第2王子は
ボケとツッコミの様な役割が出来ている
「カイト…マリーン嬢にご挨拶を」
「は、はい、兄上様」
「兄上様?…という事は!」
「ご挨拶遅れました、レミント王国の
第3王子 カイト レミントと申します」
「ご挨拶が遅れてしまい申し訳ございません
私、マリーン テレーゼと申します!」
「マリーン…テレーゼ…嬢」
「どうなされましたか、カイト殿下」
「今日は急な訪問申し訳なかったです」
「お気になさらないで下さい。」
マリーンは、いくら年下であろうと
立場は第3王子の方が上だという事を
弁えて頭を深く下げる。
「マリーン嬢頭を上げてください」
「ローマン殿下、ありがとうございます」
そうして楽しい日々を過ごしいった。



