最強総長は闇姫の首筋に牙を立てる~紅い月の真実~

「逆にお前はあんの?」

「なにが?」


「それを知ってるってことは、男と付き合ったことあるんだろ?男慣れしてたりすんの?」

「そうみえる?」


「いやぜんぜん」

「じゃあなんで聞いたの?」


「なんとなく気になっただけだ。まぁ炎帝は気軽に誰かと付き合うタイプじゃねぇもんな」


誰かと…というか、付き合った経験すらない。


「クール美少女なんだろ?」

「それ、いったいどこで」


「龍幻から聞いた。同じクラスの奴等から呼ばれてるんだろ?」

「……」


「悪い。気に障ったなら謝る」

「べつに怒ってないわ。ただ…」


「ただ?」

「私は…みんなが思ってるほど冷静じゃない」


なにを言ってるんだろう。


壱流と2人きりだからか。

おんぶされて気が緩んでるからか。


それとも、月明かりという雰囲気がそうさせているのか。