最強総長は闇姫の首筋に牙を立てる~紅い月の真実~

「狗、遠?」


彼の助けを求める声がかすかに聴こえた気がした。


隣町(闇崎)に戻ろうとした。

だけど、そこにはなにか壁のようなものがあって入ることはできなかった。


「ダメじゃない狗遠君。今、素に戻りかけたでしょ?」

「……」


「本来のキミは優しくて甘々なんだから〜。
それじゃあ戦いなんて出来ないでしょ?」

「本当は俺に総長なんて立場は重すぎ、る……。っああぁぁ!!!」


「ダメダメ。キミにはこれからも〜っと働いてもらうんだから。ほら、感情も入れ替えたし。…気分はどう?」

「最高の気分だ。俺様は闇姫を自分のモノにする。こんな簡単なことを忘れるなんて俺様はどうかしていた」


「良かったぁ〜。いつもの狗遠君だ」

「なにを言ってるんだ?」


「ううん、なんでもなーい。た、だ〜、ホンモノの闇姫は今ここにいるでしょ?」

「そうだったな。元闇姫、次に会ったときが貴様の最後だと思え」


「やっぱりニンゲンで遊ぶのって面白い〜♡次はどんな歪んだお顔を見せてくれるのかな?今からワクワクだよ、元闇姫♪」