最強総長は闇姫の首筋に牙を立てる~紅い月の真実~

「あっ、狗遠総長!」

「もうすぐ会合の時間ですよ」

「遅かったみたいですけど何か…って、その美少女は誰ですか!?」


「俺様の組のもんは皆集まってるようだなぁ。聞け、こいつは俺様の女だ」


いきなりなにいって。


「「「!?」」」


「普段は学校に通っている。だから今後は自由に出入りさせてやってくれ」


「狗遠総長のご命令とあらば了解っす!」

「総長の女めっちゃ美人ですね!」


「これのどこがいい作戦なの?」


彼にだけ聞こえるような声で話す。


「これなら無傷で家に帰れるぞ。良かったなぁ。俺様に感謝してもいいぞ」

「こんなことしたら変なウワサが広まるでしょ?」


「最強総長の女は不満か?」

「そういうことじゃなくて」


「じゃあ、どういうことだ」


どうしよう。彼と意思疎通がとれない。


しかも、最強って自分で言ってるし。


「俺様はコイツを街の出口まで送ってくる」

「わかりました!」


「お気をつけて、総長!!」

「早いお帰りを待ってます!」


「行くぞ、闇華」

「!」


不意に名前を呼ばれた。

貴様とか闇姫っていうから、私の本名知らないとばかり。というかなんで知ってるのかしら。