最強総長は闇姫の首筋に牙を立てる~紅い月の真実~

「お、お前は天羽(あもう)狗遠(くおん)!!」

「ウソ、だろ…。すみません、俺たちは帰りますんで」


さっきまでの威勢がない。
ガタガタと震えてる2人。


「あ?俺様のテリトリーで好き勝手暴れておいてタダで帰れると思うなよ」

「ちょっとまって」


「なんだ」

「その人たちはこのままかえしてあげて」


「てめぇは相変わらず甘いなぁ。よくそれで無事で入れたもんだ。あぁ、今はその名も捨てて平和な世界で生きてるんだったな」


この人、私が闇姫だったときを知ってる?


「低俗なゴミは見逃す。代わりにてめぇが身体で払え。ほら、こっちに来い」

「ちょっ。まっ…」


腕を強引に引っ張られ、無理やり歩かされる。


身体で払うって…。

私、なにも言ってないんだけど。


今、低俗なゴミって聞こえたような。


「数年ぶりの再会とはいえ変わってないな、闇姫。壁みたいな貧相な胸は健在ってとこか」


ある部屋に連れ込まれた。


そこにあるのは二人用のベッドと大きなソファーのみ。


「っ…!なに、するの」


いきなり胸を触られた私は彼の手を振り払う。


「あそこにいたのがただの不良だからよかったものの、俺様のようなヤクザだったら、てめぇはあっという間に襲われてたぜ」


俺様のよう、な…?