「そっかぁ。そうだよね!闇華って、不良って感じ全然ないから。やっぱり中学の頃からガリ勉だったんだねぇ。なんか安心したぁ」

「慣れとはいえ、女の子が夜道を1人で歩くのは危険だよ。今度からは気をつけてね、闇華ちゃん」


「中学時代の友達にも真面目って言われてたわ。夢愛ちゃん、心配してくれてありがとう。でも、私は夢愛ちゃんのほうが心配よ」

「どうして?」


「だって、こんなにもか弱いから。夢愛ちゃんを見てると守らなきゃって。気に触ったら謝るわ」


どうしてだろう?

夢愛ちゃんを見たらつい思ってしまった。

風夏ちゃんもそうだけど。


2人は私とは違ってすごく可愛いから。


「闇華ってば男の子みたい笑。夢愛にはアタシがついてるから大丈夫だって!そ、れ、よ、り〜」


な、なに?


風夏ちゃんがニヤニヤしながら話しかけてきた。


「入学式が終わってから闇華を迎えに来てた彼、今日も朝から一緒だったよね?いい加減どういう関係か教えてよぉ〜!」


私を迎えに来てた…彼?


「それは私も気になってた。闇華ちゃんってあの男の子と付き合ってるの?」

「もしかして、幻夢のこと?」


「呼び捨て!?ますます怪しい〜」


どうやら幻夢のことで当たってたみたい。だけど、色々と勘違いされてる。