最強総長は闇姫の首筋に牙を立てる~紅い月の真実~

「俺様も姿のわからない吸血鬼に脅さ……だから」

「狗遠、もういいわ。
…その先は言わなくていい」


「……」


正直、狗遠の行動をすべて許すことはできない。へたをしたら壱流は死んでたかもしれないから。


でも、だからといって夢愛ちゃんをこのままにするわけにはいかない。


「夢愛ちゃん、大丈夫だよ…私はここにいる」

「あんたなんか消えちゃえばいいのに!」


「私は…夢愛ちゃんの言葉を全部受け止める。どんなこと言われたって平気。だから言いたいことは包み隠さずに話して」

「っ……!」


私は夢愛ちゃんの暴走を止める方法なんてわからない。


だけど寄り添うことはできる。これで少しでも夢愛ちゃんの心が軽くなればいい。


そのためなら私はどんな言葉だって受け入れる。夢愛ちゃんを救いたいという気持ちは強いから。