最強総長は闇姫の首筋に牙を立てる~紅い月の真実~

「それ吸血鬼なら効くでしょ?効果は抜群だと思うよ。なんせ天才研究者さんが作った代物なんだから」

「それって」


以前、資料が盗まれたって話していた白銀先生の…。

これは眠り薬なんかじゃない。本物の銃弾。


夢愛ちゃんは私を本気で殺そうとしている。


「夢愛、やめろと止めたはずだ。それを使えば…夢愛は……!」

「なにも起こらないじゃない。私ってば特別。私は選ばれた存在。勝った!元闇姫に。私が本物の闇姫。ね、そうでしょ?闇華ちゃん」


「狗遠、説明して。夢愛ちゃんがそれを使うとどうなる、の?」


さすがに痛い。
心臓を撃たれたんだから当たり前だけど。


それに…傷の治りが遅い。


意識を手放しそうになる。

だけど駄目。
こんなところで気絶するわけにはいかない。


「それは……」

「ああああああ!!!!」


「夢愛ちゃん!?」

「夢愛!!!!」


夢愛ちゃんはその場で叫びながら、苦しそうに胸をおさえた。