最強総長は闇姫の首筋に牙を立てる~紅い月の真実~

「おまっ、その翼…!」

「翼?」


壱流が口を開けて指差すその先には…。


「黒い、羽…」

「それは純血種ほど位が高くないとないのに。なんで俺なんかの血で?」


「そんなの深く考えても答えは出ないわ。
そんなことより急ぎましょう」

「あ、あぁ」


「壱流」

「なんだ?」


「ありがと…私を吸血鬼にしてくれて」

「なにか勘違いしてないか、おまえ」


「え?」

「闇華のは仮なんだぞ」


「それなら壱流と一緒ね」

「おま……!」


やっと同じ。これで貴方と同じ世界が見れる。


これが仮じゃなくて私が本物の吸血鬼だったら…もし、本当に吸血鬼になれたんだとしたら……。