最強総長は闇姫の首筋に牙を立てる~紅い月の真実~

「死ぬかもしれないが、お前なら出来るって俺は信じてる。お前なら俺の力を制御出来るはずだ」

「それはそうかもしれない。けど…壱流はそれでいいの?」


「一時的な効果しかない。特別つっても元々はただの人間だ」

「私が心配してるのはそこじゃなくて」


「ハンパものの吸血鬼の俺にそんなことが出来るのかって?」

「それをして壱流にもしものことがあったら…」


私のせいで壱流まで死ぬようなことがあったりしたら、私は…。


これ以上、仲間が目の前で苦しむのは耐えられない。


「俺は大丈夫だ。龍幻にも許可はもらってる」

「……」


ああ、だからさっき白銀先生と…。


「あとはお前が…っと、無理強いはだめだな」

「やるわ」


「!?」

「聞こえなかったの?やるっていったの」


「おまっ…こんな数分で決めなくても」

「むしろ時間がないくらいよ。私たちがこうして会話してる最中だって仲間は…だからやるなら早く済ませて」


覚悟ならとっくにできてる。

私に迷う選択肢なんてない。