最強総長は闇姫の首筋に牙を立てる~紅い月の真実~

「…ねぇ壱流」

「なんだよ」


「こんな真面目な話をしながら私の思考を読んだの?」

「俺にはなんのことだかわかんねー」


「吸ったでしょ?」

「……」


「私の血、吸ったよね?」


首筋にはかすかに新しい噛み跡があった。


「人が重い話をしてるときに…」

「俺には重苦しい話をただ聞くのって苦手なんだよなー」


「だからってこんな…」


少しでも壱流のことカッコいいっておもった自分を殴りたい。


「あぁ、吸う時は吸うって言えってことか?」

「あのね、そういうことじゃなくて」


「思ってることは言葉にする。
これって大事だよな」

「い、壱流?」


「俺色に染めてやりたい」


また距離が近い…。