最強総長は闇姫の首筋に牙を立てる~紅い月の真実~

「敵に情けをかけるってのは本当は…いや、俺達の世界でそれは命取りになる」

「…うん」


知ってる。


弱みにつけこむ奴らもその人は甘いんだって舐められる。


「だけどな」

「?」


「いいんじゃないか?」

「え?」


「闇華みたいなやつがいてもさ」

「でも、そのせいで仲間が…」


「憎しみからはなにも生まれないって言葉があるようにお前にはお前なりの考えがある。闇華がもし狗遠と同じならきっと今より酷い状況だったんじゃないか?」


そんなの結果論にしか過ぎない。

げんに私は多くの人を巻き込んだ。