最強総長は闇姫の首筋に牙を立てる~紅い月の真実~

「俺はせっかちだからな。答えを聞かないとここらへんがムズムズするつーか。早く言わないと何するかわかんねーぞ」

「私は壱流に何をされても…って」


私、とてつもなく変な事を口走ったような。


「前にお前が話してた好きな奴って俺のことなんだろ?」

「え?」


「俺だって言えよ」

「っ!」


気付けばゼロ距離。

私は壁に追い詰められた。


壱流はどこまで私のことを?


…壱流は知ってるんだ、もうとっくに。

だからこうして全て察した上で私に聞いてる。


好きな人にこんなこと思うのは失礼かもしれないけど、今の壱流はすごく意地悪だ。


「俺が好きなんだろ?なぁ、闇華」

「!」


本人を目の前にしてそれを口にするのは恥ずかしい。けど、それよりもこの状況のほうが…。


「吸血鬼ってさ、人から血をもらう時に流れ込んでくるんだよ。血を吸われて気持ちいいだの今どんなことを考えてるだの」

「だから?」


「だから今お前の血を吸えば闇華の考えてることが全部丸裸になるわけだが……俺の言ってる意味わかるよな?」

「壱流、前に話してたでしょ?」


「なにを?」

「お互いの同意の上じゃないと血は吸わないって」


「俺のことが好きなら同意してるも同然だろ?」


い、いちいち近い!