最強総長は闇姫の首筋に牙を立てる~紅い月の真実~

「俺はお前に…炎帝に闇姫には戻ってほしくなかったんだ」


『誰かわからないですけど、姉貴を闇姫に戻したくない人がいるみたいですね』


ふと、幻夢の言葉が頭をよぎった。


「どうして?なんでなの壱流」


さっき貴方は言ったよね?


闇姫を、わたしをずっと捜してたって。


「いわないとわからないか?…察しの悪い炎帝は言葉にしないと伝わらない、か。」

「私は壱流みたいに全てがわかるわけじゃ…」


「知ってる」

「え?」


「だから言わせてもらう。
……好きな奴が危険になるってわかってて、それを俺が見過ごすと思うのか?」


それって、つまり…心配してるってこと?