最強総長は闇姫の首筋に牙を立てる~紅い月の真実~

「お前の答えは言わなくていい」

「いわなくていいって…どうして?」


「今はこんな状況だから。お前の仲間を助け出して狗遠との戦いが終わったら聞かせてくれ。俺には言えてないだけで、俺が助けるまでにいろいろあったんだろ?」

「わかった…なら、狗遠との戦いに決着がついたら私の気持ちを伝える」


「それでいい」

「それとこっちからも聞きたいことがあるんだけど、いい?」


「なんだ?」


気持ちが、壱流と話してるだけですこし心が落ち着いた気がする。


「私のスマホ…幻夢の電話に出たのは貴方でしょ?壱流」

「……」


「私が幻夢に会えば、あの状況を聞いてれば助けに行くことくらいわかってたくせに。なのになんで時間を稼ぐようなこと…。
もっと早く知ってれば、私は幻夢たちに傷一つ追わせることなく助けることが出来た、のに」

「そんなわけ…ないだろ」


え?


「仮に救出する時間が早かったとして、それが狗遠の罠だとは思わなかったのか?」

「わかってる。でも……」


「でもじゃない!!」


!?


壱流、どうしてそこまで必死なの?