最強総長は闇姫の首筋に牙を立てる~紅い月の真実~

「少しは張り合いがあると思っていたのだがな。…元闇姫、選べ」

「!」


「俺様の女になるか、こいつが殺されるか」


そんなの…答えは決まってる。


「私が…貴方の、狗遠の女に……餌に…」


―――バンッ!!


「ッ!」


「幻夢…大丈夫?」

「ゲホッ。な、なんとか」


狗遠に向けられた銃声。


避けるために幻夢を咄嗟に離した。


「姉貴、今の音って…。って、姉貴?」

「っ……」


どうして貴方がここにいるの?


心のどこかでは望んでいたのかもしれない。


微かな希望、それは……。