最強総長は闇姫の首筋に牙を立てる~紅い月の真実~

「おりてきたら?」

「俺様が相手をしなくとも手下だけでおつりがくる」


「私が女だからって理由でそれをまだ言ってるんだとしたらそれこそつまらないわ」

「ほぅ。以前会ったときよりも強さが格段に上がってるな。その髪は覚悟の現れか?」


「闇姫だ…」

「なんで闇姫が?死んだってウワサじゃ…」

「今まで姿なんて現さなかったのに」


「……」


狗遠の舎弟たちは私を見て驚いている。


闇姫の私を怖いと感じるものは私と戦う前から既に戦意喪失していた。


「あれが闇姫…」

「特別な血を持つだけあって綺麗だ」


「……」


吸血鬼たちは私を見ても臆する様子はなく、むしろ極上の獲物が来たと言わんばかりの視線を向けてきた。