「…ん。ここって…?」


目を覚ました私はいつもの天井に違和感を覚えた。さっきまで壱流の家にいた、はず。


「やっと目を覚ましたの?闇華」

「お、お母さん…」


「友達の家に遊びに行ってたら先に言いなさい」

「え?」


「ここまで送ってくれたのよ」


誰が?と一瞬おもったけど思い当たるのは1人しかいない。


「一応お礼は言っておいたわ。だけど、あんな不良とは今後付き合うのはやめなさい」

「そんな言い方って…」


「闇華には相応しくないわ。一度あなたの友人をチェックしないとダメかしらね」

「だから私は…」


言われることが容易に想像出来た。

だから今日は家に帰りたくなかった、のに。


壱流、どうして私をかえしたりしたの?